両手があいて身体に負担がかかりにくいので便利なナップサックとリュックサックですが、どう違うのか疑問に思ったことはありませんか。改めて訊ねられると違いが判りにくいものですよね。ではナップサックとリュックサックはなにが違うのでしょうか。リュックサックの方ががっちりとした造りで、ナップサックの方が簡単な造りというイメージを持っている方が多いようです。
ナップサックとリュックサックの違いは、やはり簡便性です。リュックサックは、ドイツ語から生まれた言葉です。ドイツ語で背嚢、つまり背中に背負う袋という意味です。リュックサックは登山や軍事にも使用され、それに耐えうる丈夫な造りが特徴です。英語でバックパックとも呼ばれます。単にパックともよばれるのは、リュックサックのことです。
一方ナップサックは日本語です。日本では小型で造りが簡単なリュックサックをナップサックと呼んでいます。形は縦長なものが主流です。登山や軍用に使用されるのではなく、デイリーユースを目的に造られています。子どもの遠足に使われる「リュック」は、ナップサックが一般的です。また遠足だけでなく、最近では学生の通学バッグとして多く使用されるようになりました。
ナップサックとリュックサックの違いのひとつは、大きさと丈夫さです。よりハードな使用のために造られているのがリュックサックで、よりラフに便利に使えるものがナップサックですね。子どもの通学やお着替えバッグとして手作りする機会もあるのではないでしょうか。より暮らしを便利にする、手軽なバッグです。
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